楽しませることが楽しい。それが僕らのよさこいです。


富有樂猩のよさこいは、見てくれるお客さんがいてこそ成りたつものと考えています。

チーム内では “楽しいの押し売り” なんて言葉を使ったりしていますが、客席に入りしゃべりかけたり、ハイタッチしたり、時にはステージへ手を引いたり。「見てくれる人により楽しんでもらいたい」「お祭りをもっと盛り上げたい」その想いで日々活動しています。

 

自分達の全力の楽しいを、見てくれるお客さんに伝えると、みなさんとても楽しんでくれます。その楽しんでくれてる表情や歓声が、とても楽しいんです。それはもうクセになる楽しさです。

“楽しい” がモットー。自分達らしく、熱く踊る。


 「見ている人を楽しませる」ために、まず、自分達がよさこいを楽しむことを大切にしています。

 わたし達のチームは、小学生から大学生、社会人や主婦など、幅広い年代が所属するいわば “ファミリーチーム” です。なので、チーム結成から技術よりも気持ちを大切にしてきました。

踊りはもちろん全てのことが “チーム全員が素人からのスタート” でした。その素人感覚に、結成から10年以上たった今でも、自分達らしい “熱い気持ち” が詰まっています。

『こんなことで喜んでもらえるなら、もっと盛り上げたいなぁ。』

「タダでお酒が飲めて、大騒ぎしても怒られない」から「町に活気を与えたい!」の想いへシフトチェンジ。“ありがとう” の言葉から始まった富有樂猩。


富有樂猩の発起人である、初代代表と仲間たちは学生時代から【美江寺神輿(みえじみこし)】に参加し、友人と一緒にバカ騒ぎをしていました。美江寺神輿とは、毎年10月に瑞穂市美江寺地区で行われる神輿を担ぐ地元行事です。

理由はとても安易なもので「タダでお酒(お神酒)が飲める」「大騒ぎできる」「お祭りだから無礼講」という、不純でバチ当たりなものでした。

しかし、若者たちが神輿に参加する姿を見た地元人の中には、「若い子が参加してくれると賑やかでいい、ありがとう」とお礼を言ってくれる人も…。その言葉に “こんなことで喜んでもらえるなら、もっと盛り上げたいなぁ” という想いが芽生えたそうです。

 

月日は過ぎ、ことの始まりは2001年10月。

当時から地元で活動していた「富有太鼓(ふゆうだいこ)」さんの誘いで、翌月11月に市内で開催される「みずほふれあいフェスタ(旧 巣南フェスタ)」で神輿を担ぐことに。初めてのことで、右も左も分からなかったそうですが、やるなら “ 祭りを盛り上げたい ”その想いで仲間と一緒に神輿を担ぎます。

 

そして、このフェスタで出会うのが、名古屋市緑区鳴海町で活動する「鳴海商工会 猩々(なるみしょうこうかい しょうじょう)」さん。はじめてよさこいを見た初代代表は「なんだあれは…」と興味をひかれ、猩々さんに声をかけます。

その後、猩々さんの活動が「町に活気を与えたい」という考えから生まれたことに感銘をうけ「よさこいという形も魅力的だなぁ」と、同年12月に “富有樂猩” として、瑞穂市に新たなよさこいチームを結成したのです。


樂猩らしく生まれたチーム名、それが “ 富有樂猩 (ふゆうらくしょう)”


よく「何て読むの?」「どうしてこの漢字なの?」「“富有樂猩”ってどういう意味?」と、チーム名について聞かれます。今となっては「富有」は、地元瑞穂市居倉が発祥地とされるブランド柿 “富有柿” から名づけられたもの、とか、楽しいがモットーだから、とかの理由を並べれますが、チーム名の由来にも、うちのチームならではの “素人感覚” の事柄があります。

 

樂猩の活動の中心にあるのが、毎年8月に名古屋で開催される東海地区最大級のよさこいの祭典「にっぽんど真ん中まつり」です。樂猩は第4回より毎年参加しています。

 

結成当初、猩々さんから 「にっぽんど真ん中まつり」 の話を聞いていた初代代表。「どまつりへ出よう!」と決めたのはいいものの、まだ名前のないチームだったので「出るためにチーム名が必要」という考えのもと、集まった仲間たち20名程で自分達のチーム名を決めることに。

 

まだまだ、よさこいの「よ」の字も知らない若者たち。

「鳴海商工会 猩々さんには、“鳴海” って地域名が入ってる」という所から「よさこいチームの名前には “地域名(地域に由来のある言葉)” を必ず入れないといけないんだ!」と思い込んでいました。

そのため、地域名という意味合いで「富有」の2文字を入れることに。

ここまではあっさり決まりましたが、その後は全く決まらず、そして話し合いがあらぬ方向に脱線していきます。どまつりを見たことがなく、そもそも内容すらまったく理解できていなかったため「本当に出れるのか」「そもそも無理なんじゃ…」など、不安が先走っていきました。

 

そんな煮え切らない論争に、仲間の一人がいい加減に腹を立て「うだうだ言っとんな、んなもん(どまつりなんて)楽勝やろ!」と場を一喝します。

その「楽勝(らくしょう)」の言葉に「 “らくしょう” 良いね!」 となり、太鼓をたたいて踊っている様に見える旧漢字の「樂(らく)」を。猩々さんから「猩(しょう)」をもらい、「富有樂猩」に決定しました。

 

結成当初は25名だったメンバーも、翌年2002年8月には80名ほどに。

そして、第四回にっぽんど真ん中祭りに参加。ファイナルステージにこそ残れなかったものの、それなりの手応えを得て地元に帰還。2002年11月には、みずほふれあいフェスタ(旧 巣南フェスタ)で初のチーム演舞を披露します。

 

2003年5月、活動の中心だった「巣南町」が、隣町の「穂積町」との合併を迎え、新たに「瑞穂市」となり、更に活動の幅を広げていきます。そして同年8月、第五回にっぽんど真ん中祭りに参加、念願だったど祭りファイナルステージへ進出し「第7位 2005年国際万博博覧会 会長賞」を受賞。瑞穂市、しいては岐阜県初のど祭りファイナリストとなりました。


【どまつり受賞歴】

◆2002年 第4回 グループ予選敗退

◆2003年 第5回 第7位 優秀賞(ファイナルステージ進出)

◆2004年 第6回 地方車賞

◆2005年 第7回 第4位 優秀賞(ファイナルステージ進出)

◆2006年 第8回 第5位 優秀賞(ファイナルステージ進出)

◆2007年 第9回 第6位 優秀賞(ファイナルステージ進出)

◆2008年 第10回 第11位 優秀賞(ファイナルステージ進出)

◆2009年 第11回 グループ予選敗退

◆2010年 第12回 第11位 優秀賞(ファイナルステージ進出)

◆2011年 第13回 第8位 優秀賞(ファイナルステージ進出)

◆2012年 第14回 グループ予選敗退

◆2013年 第15回 20位以内 奨励賞(セミファイナルステージ進出)

◆2014年 第16回 グループ予選敗退

◆2015年 第17回 30位以内 敢闘賞(グループ予選3位)

◆2016年 第18回 30位以内 敢闘賞(グループ予選3位)

◆2017年 第19回 20位以内 奨励賞(セミファイナルステージ進出)

◆2018年 第20回 20位以内 奨励賞(セミファイナルステージ進出)


こうして富有樂猩は、結成20周年を目前にするチームへと大きく成長しました。長い道でしたが、初心を忘れることなく、見ている人を楽しませるべく、これからも地元を中心に精力的に活動し更なる発展を目指し邁進していきます。